無意識に違反やっているかも?消防設備の点検に立ち会いました。

勤務先で、消防署員による消防設備の点検に立ち会いました。

某夜気は、いちおう研修も受けて、2つの介護事業所の入っている建物の防火管理者となっています。

だからといって+αの手当があるわけではなく、建物に関して何か権限があるわけでもありません。

今回は、会社全体を統括する本部からお偉いさんが2人来て、点検に同行しました。

また、1つの事業所は某夜気の勤務先で、勝手もよく知っているので、たいていのことには答えられます。

しかし、もう1つの事業所の方はまったく独立している別の事業所であるため、ほとんどわからない。そんなわけで、そこの点検のときには、1人、そこの人についてもらうことにしました。

そういうわけで、今回の点検には消防署員が1人で来ましたが、その人に3〜4人が対応するという形になりました。

これが通常なのかどうかはよくわかりません。

今回は主に3点、指摘を受けました。

ふだん、仕事していて、あんまり気がいかないところだったので、介護事業所につとめている同業者の防火管理者は気をつけた方がいい、と思いました。また、点検とは別かもしれませんが、点検のときに事故も起こりました。

これらの件について、メモしておきたいな、と思います。

気がつかないうちにやっていた違反3点

違反その1 そこ、届け出と違う用途でつかっていませんか?

最上階には、休憩室兼女子更衣室としてつかっている小さいスペースがあります。

でも、このスペースは消防署への届け出では、屋上につながる通路として、とくに何もつかわないスペースだよ、と届け出ていたのでした。

もし、休憩室兼女子更衣室としてつかうのであれば、今はない消防設備をつけなければならない、ということです。

知らなかった?忘れていた?まったく、そんな認識がありませんでした。

数年前の点検では、これは指摘されていなかったのですが、どうなっていたんだ、と思いました。

むしろ、どうしていたんだっけ?

そこは、どういう扱いになっているのか?

こういう視点で、防火管理者は建物を見なければならないのだということを認識させられました。

違反その2 そのカーテン、大丈夫ですか?

介護施設では、カーテンは防煙カーテンであることが必要です。

うちの事業所に関しては前回も今回もきっちりと対応していました。

もうひとつの事業所についても、管理者に防炎カーテンであるかどうか確認するように言っていましたし、それは「大丈夫」と聞いてはいました。

だから、大丈夫だろう、と思っていたのが、間違いでした。

たしかにカーテンは防炎でした。でも、その裏にレースのカーテンがあって、これは防炎ではありませんでした。当日、「カーテンは防炎ですよ、その裏のレースは違いますけど」なんて現場の人に言われても、それはダメなのですよ。

それは前の点検のときにも言われていたんだけどねぇ。

買うときに、防炎かどうか気にしないと消防法にひっかかるんですよ。

違反その3 防火灯、電球が切れていませんか?

自分の職場の防火灯、気にしていますか?夜に逃げるときに、頼りになるものです。ぜひ、一回、見てください。

それ、灯り、ちゃんとついていますか?

最近のものはLEDになっていて、ほとんど切れることがないですが、古いものだとただの蛍光灯だったり電球だったりするので、知らない間に切れていることがあります。

今回、四ヶ所、電球が切れているよね、といわれました。

LEDはちゃんとした業者でないと直せませんが、旧式は電気屋でふつうに売っているので、勝手に替えることができます。

ふだんはあまり気にしない箇所ですが、ちゃんと見ておかないと、いざ、というときにつかえません。それでは意味がないのです。

違反小括

これらの違反については、消防署の人が、また、書面にして通知するので、それから改善して、報告してくださいね、とのことでした。

ちゃんとしないと、今度はもっと強い指導ということになりますよ、と。

勝手に直せるところはぱぱっと直してしまえばいいですが、設備云々については大きな話になるので、会社の上の方での検討が必要になります。

点検の最中に、介護事故が発生しました

ほんとうに、やめてよ、というところなんですけど。

点検作業中に、作業員が事故に遭うという事例は、たまに聞きます。たとえば、こんな感じ。

しかし、消防の点検中に、介護事故が起こるという話は寡聞にして聞いたことがありません。

介護施設なので、いろいろな利用者がいるわけですが、立ったら転倒するかもしれないので、適宜対応しないといけない人というのもいます。

防炎カーテンかどうかみているときに、その現場の職員が一緒になって見ていたのですが、ふと見ると利用者がほったらかしになっていました。

誰もいないし、なにか立ち上がっている人がいるし、危ない、と思った次の瞬間には転倒していました。駆け寄ったのですが、すこし離れすぎていました。これでは何のために1人点検につけてもらっているのかわからないな、と思いました。

どうするんだろう。消防署の人と、本部のお偉いさんの目の前でこんな事故を起こしてしまって。というか、何でも良いけど、こんなときに事故を起こさないでほしかった…。

まあ、事故は起こすもので、起きるものですから、それはしかたがない。でも、対応をみていると、まず、身体を起こそうとしていて、その前にやることがあるよね、ということは思いました。

まとめ 属人的な体験の組織での共有が大事

今回、こういう体験をしたわけですが、半年後にはやめようと思っているので、きちんとドキュメントにして職場に置いていかないといけないな、と思いました。

カーテンの件にしても、前も言われて対応したことなのに、どうして同じことをやっちゃうのかといえば、そういう対応は属人的な体験に過ぎないからなのです。だから、その体験をした人がいなくなると途切れてしまう。

事故対応にしてもそうで、転倒した人をいきなり起き上がらせようとするのは良くないのです。それであとで何か変化があったときに、どうして、いきなり起こそうとしたのかを問われることになります。

事故の対応をしていた人は比較的長く勤めている人でした。事故の対応まで属人的であるというのはかなりまずいのではないのかな、と思いました。

ただ、こういうことについて、会社として、きちんと教育なり研修なりしていない、という現状があります。そういうものを某夜記も受けたことがありません。

介護職員なら知っといて当たり前でしょ、という認識があるのかもしれませんが、未経験でも受け入れている職場で、教育も研修もしていないのに、統一した適切な対応ができるわけがないよね、と思いました。

このとき、こういうことがあって、こういう対応をして、どうだったのか、ということを組織として残しておかないとほんとうにダメなんだな、ということをまざまざと見せつけられた1日でした。

おしまい。